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毎年Macを使ってe-Taxをしてます。失敗や思わぬ落とし穴などがあって大変です。
環境(2015年):MacOS10.9.5 Safari7.1.3で送信確認できました。
環境(2016年):MacOS10.9.5 Safari9.0.3で何とか送信終了。
環境(2017年):MacOS10.12.3 Safari10.0.3、結論:FireFoxで無事送信(設定次第ではSafari10でもOK)
環境(2018年):MacOS10.13.3 Safari11.0.3でチャレンジ(無事Safariで送信成功)
環境(2019年):MacOS10.14.3/Mojave/Safari12.0.3 パスワード方式で無事送信成功
環境(2020年):MacOS10.15.2/Catalina/Safari13.0.4 今回もパスワード方式で提出済み(特に問題なし)
環境(2021年):MacOS11.2.1/Big Sur/Safari14.0.3/IDパスワード方式で提出済(問題なし)
環境(2022年):MacOS11.2.1/Big Sur/Safari14.0.3/IDパスワード方式で提出済(去年と同じ)

2016:e-Taxというネトゲ

ここまでe-Taxが面倒だと、「e-Tax Quest」のようなゲーム(ネトゲ)に見えてきますね。
事務作業的なストレスを超えて、ゲームとして楽しむしかないです。悪戦苦闘や達成感がほどよい刺激や快感になるのかもしれないです。

まずQuestに出発するための下準備しながら、武器、防具、秘伝の書などのアイテムを集めつつ、途中で出くわす敵をクリアしながら、最終的なゴールを目指すという感じ。

武器は、ICカード。
「住基カード」という3年で使い物にならなくなる消耗品。まだぎりぎり使えるけど、もはやレガシーアイテム。そのかわり今年から導入された「マイナンバーカード」という新武器が登場。現在「住基カード」を所持していても、新武器「マイナンバーカード」を手に入れる準備も忘れてはならない。

しかし、武器だけあってもダメで、武器を装備するための、ICカードリーダというアイテムも自力で手にいれなければならない。しかも、ICカードリーダなら何でもいいわけではなくて、Macに対応している種類を見分ける必要もある。この時点でMac版e-Taxの敷居の高さが伺える。さらには、それを使うためのドライバという書も手に入れなければならない。これでようやく武器はつかえるようになる。

武器を装備すれば、すぐにe-TaxのQuestに出発できるわけではない。つぎは、Questに出発するための資格が必要。最終的にはそのための利用者識別番号という、これは戦士としての称号みたいなものが必要だけれども、その資格を得るためにも、PC利用環境というさらなる条件が必要となる。Mac版は、アイテム数が少ないためこの条件の敷居が高い。OSやブラウザのバージョンが違うと、その資格は与えられない。ここでしばらくはこの資格を得るためのミニゲームに時間を費やさなければならない。いわゆる最低限必要なレベ上げみたいなもの。

Mac版は大抵の人が、最初は条件不適合と判断される。これまでも、一発で条件が満たされたことはなかったように思う。しかし、実状としては、初期段階で多少条件が満たされなくても、最後までクリアできることはある(いままでがそうであったので)。途中でいつダメになるか、ハラハラしながら進んでいくけれども、それはゲームとしては緊張感が得られてちょうどいい。初期段階で門前払い食らったので、やむなく書面提出に切り替えるという人もいるかもしれないけれど、そんなことはない、なんとかなると思う(ゲームなので)。

レベ上げもある程度終わって、戦士(利用者識別番号と利用環境)という称号を手にいれれば、いよいよ作成開始という入り口からQuestに出発できるようになる。レベルが足りないのに、強引に出発しても、すぐにそれ以上進めない壁にぶち当たるだけ。おそらくレベ上げに必要な時間は半日くらいではなかろうか。レベ上げが1時間程度で済んだ人は、相当運がいいか、初期アイテムに恵まれていたかである。

Questの途中では、簡単に倒せる雑魚キャラもいるが、要所要所でパスワードを要求してくるトリッキーな敵もいる。ここでパスワードという呪文をかけ間違えれば、その場で戦場から追い出されることもあるので注意しなければならない。もしそうなると、また最初からやり直すことにもなりかねない。最悪、パスワードロック解除が必要となることもある。そうなると、もはやこれ以上の戦闘は続行不可能となる。後日、ロック解除後あらためてQuest再開となる。
。セーブ機能が所々にあるので、そのためにもセーブは怠らないほうがいいかもしれない。
元々一筋縄では行かないので(そういう仕様)、セーブしながら以前行ったフィールドに何度か戻ったりしながら、少しずつQuestを進めていくことになるはず。

Questの最後のほうでは、データ送信という最も緊張するラスボスがいる。その時点では、すべての条件が揃っていないと、すぐに敗退。もちろん、一発で倒せるという感じではないので、何度か元に戻っては、同じ作業を繰り返しながら、またラスボスにチャレンジすることになるはず(私の場合、3回くらいは挑んだ)。特に今回(2016年版)の場合は、前年のクライアントソフトVer2.6.1は効かないので、あらかじめVer3.0という新しいアイテムを所持していなければならない。やはりゲームとしてマンネリ化しないためにも、去年のアイテムの使い回しが効かない。そう簡単には倒されないぞという感じ。基本的に前年のアイテムでも使えるものあるけれども、新しいアイテムじゃないとダメなものもあるので、アイテム収集はマメにやっておくほうがいい。そのために前年行った内容を、また新たにやり直すこともあるので、そのへんはめんどくさがらないほうがいい。ある程度の反復作業は念頭に置いておいたほうがよさげである。

Javaという敵もいる。もちろん他のアイテムと同様、バージョンの条件が満たされていなけれならない。また、Javaアプリのブロックという技も使ってくるので、一瞬攻撃がはね返されるけれども、信頼ボタンをクリックしていけば何とかなる。上級者はこのブロック技を使えなくするスキルをあらかじめ手に入れていることもある。スクリーン左上アップルマーク>システム環境設定>Java>Javaコントロールパネルという箇所へ行く必要がある。そこでセキュリティを押して、サイトリストの編集でhttps://www.keisan.nta.go.jp/を加えておく。このような上級者向けのスキル活用があれば、Questもよりスムースに進行していくわけだけれども、大抵はあとから気付く感じ。来年のQuestで使おうと思ってても、忘れていたり、また微妙に仕様が変わったりと、前年のやり方を反復できないことも多々あるので、毎回新たなQuestを経験する感じになると思う。それが、e-Taxというゲームを飽きさせない国税庁の工夫なのかもしれない。同じことは繰り返さない、毎年新しい何かをリリースし続ける感じ。
今年はスマホ版もリリースされて、今後はPC版よりもスマホやタブレットでe-Taxが本流になっていくかもしれない。どちらが便利か、どちらが面白くなっていくかは今後の開発に期待したい。

ちなみに、去年は去年でけっこう苦戦、それ以前は、まだまだレベルも低くて毎回なんとかクリアしていた感じ。今年はかなりレベルがあがったから楽勝と思っていたけれども、やっぱり一発では倒せなかった。来年も、おそらくクリアするには一晩くらいは時間を費やさないといけないと予想している。




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